徒然ブログ~みゆきさんを想いながら~

中島みゆきさんを慕い半世紀。みゆきさんの歌詞から感じたことを中心に暇人故に思うことをつづるブログです。

ばいばいどくおぶざべい(予感 収録)

この歌を聞いた時、いえタイトルを見た時、


”Bye-bye dock of the Bay”・・・さよなら港のドック(直訳)って意味かな?って


思っていました。歌の内容は、歌を辞めたロックシンガー憂う歌かな?って


いうのは何となく感じていました。しかし、この歌はわからない単語が多い。


「らいかろうりんすとうん」「ろうりんすとうん」とかもそうです。


また、歌詞もなかなか入ってきません。


「イカれたギターが おいらのイカれたこの腕に」


「溶けるつもりで何かたくらんでいるらしいぜどくおぶざべい」


この比喩なんか全く情景が浮かんできません。


そんな感じで気持ちが入らない歌なんですけど、


単語の意味はネットの普及でだいぶわかりました。


”どくおぶざべい”=>オーティス・レディングのドック・オブ・ベイ(原題: (Sittin' on) The Dock of the Bay)


”らいかろうりんすとうん”=>ボブ・ディランのLike a Rolling Stone


でもなんでわざわざひらがなにしているのか?ひらがなにすることでみゆきさんは


どんな気持ちを表現したかったのか、実は未だに理解できていません。


歌全体の雰囲気は何となく感じるものがあるのですが、みゆきさんが伝えたい


想いを理解できていない歌のひとつです。ってこういう歌って結構あるんですよね。

はじめまして(はじめまして 収録)

「はじめまして明日 はじめまして明日」


のっけから不思議な表現から始まります。


すべて見知った間柄・・・でも明日から、今までの自分をまっさらの目で


見てほしいという願いを込めて”はじめまして明日”・・・


まぁそれだけの歌かなという感じなんですが、


今の心境の表現がみゆきさんらしいなぁとは思います。


「新しい服を着る季節の様に 今来た道を忘れてしまう」


”新しい服を着ると前の服は忘れてしまう”っていうのは少しわかります。


「枯れた枝 落とすように 悲しい人を他人のように忘れてしまう」


”枯れた枝”を”悲しい人”に置き換えているのも妙に納得しています。


こうした表現が相手を想いながらも報われない気持ちをポップな曲で


表現している、この歌は自分の中でトップにはならないのですが、


下位にもならない不思議な歌の1つです。

雀(御色直し 収録)

「雀、雀、私の心 あなたのそばをはなれたくない」


はなれたく思いを人の傍を離れない雀に例えるのはわからなくもありません。


人のそばを離れないけれど、近づけば飛び去る。


そんな雀の様子が自分の恋心と似ているということなんでしょう。


たくましく生きる雀の姿はきらいではありません。


決して美しくない雀の姿に自分を重ね合わせてもいる。


気持ち的にも容姿的にも雀がもっとも自分に近いということなのでしょう。


去っていく”あなた”を気づかないふりをしたければ、


やっぱり追いかけていくのかな?