徒然ブログ~みゆきさんを想いながら~

中島みゆきさんを慕い半世紀。みゆきさんの歌詞から感じたことを中心に暇人故に思うことをつづるブログです。

帰れない者たちへ(転生(TEN-SEI) 収録)

「帰れない者たちが 月を見る十三夜」


十三夜は日本の風習、十五夜に次いで美しいとされる月です。


2023年は、10月27日(金)(旧暦の9月13、14日のため毎年異なります。)


十五夜は2023年 9月29日(金)(旧暦8月15日)で収穫直前で豊作祈願に対し


十三夜は豊作御礼、豊作じゃなかったらどうすんだという疑問は置いといて、


一段落してからっていうところが日本っぽいかなって感じます。


さて、帰れない者たちが十三夜を見るのもそんな意味合いがあるのか?


帰れない者と十三夜・・・みゆきさんにはどうなつながりがあるのでしょうか?

重き荷を負いて(ララバイSINGER 収録)

「重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ」


「重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ」


「がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな」


「這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら」


この歌は2006年発表ですが、初期のみゆきさん・・・1977年~1985年ころの雰囲気が


見え隠れしています。


どんな立場や地位の人でも、それぞれの荷があると思います。


残念ながら一部の人は、がんばれない人もいます。


しかし、そういう人を責めることはできません。きっと荷が重すぎたのだから。


それでも”這い上がれ”と自分を呼んであげてほしいと願います。

顔のない街の中で(I LOVE YOU答えてくれ 収録)

「物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば」


実にストレートに世情を歌っています。


この歌が発表されたのが2007年、もう15年になります。


ただ、こういう世情は昭和の時代から変わっていません。


そして令和になった現代も・・・。


みゆきさんは歌います。「ならば見知れ 見知らぬ人の命を」と。


けれど人々の心は、そうできるほどの余裕もありません。


また、そうできるほど心は成熟していません。


人類の心は幼く未熟です。


人類もいつかは滅亡するでしょう。それまでに成熟できるでしょうか?