自画像(CONTRALTO 収録)
自分の姿をカンバスに描くように、自分の姿を歌っている。
そんな歌だと思います。
「絵具足らずの自画像からやりきれない昨日がほつれる」
「やんぬるかな やんぬるかな」
”やんぬるかな”は漢文”已矣哉”、”×已んぬる×哉”からで”矢折れ矢尽きた”ことから
”今さらどうしようもない”という意味のようです。
全体の歌詞から”やんぬるかな”で締めるのはわかるのですが、その直前の
”絵具足らずの自画像からやりきれない昨日がほつれる”の表現に
みゆきさんが込めた思いが理解できていません。
”絵具足らず”=>”言葉足らず”、不器用な自分のこと?だから勘違いされて
”昨日がほつれる”=>”嫌われる”。っていうことかなって思いましたが、
しっくりきていません。
それはさておき、自分が理解している自分と他人が思う自分って違いますよね。
自分のことは自分が一番わかっているとかも言いますが、
実は自分が一番わかっていなくて、他人がいう自分が本当の自分なのかもって
最近思うことが多くなりました。もう少し早く、こう思うことができたらって
考えることもありますが、そうしたら自分の存在がなくなっていたかも。
幾つになっても悟ことができない永遠の凡人です。
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