徒然ブログ~みゆきさんを想いながら~

中島みゆきさんを慕い半世紀。みゆきさんの歌詞から感じたことを中心に暇人故に思うことをつづるブログです。

自画像(CONTRALTO 収録)

自分の姿をカンバスに描くように、自分の姿を歌っている。


そんな歌だと思います。


「絵具足らずの自画像からやりきれない昨日がほつれる」


「やんぬるかな やんぬるかな」


”やんぬるかな”は漢文”已矣哉”、”×已んぬる×哉”からで”矢折れ矢尽きた”ことから


”今さらどうしようもない”という意味のようです。


全体の歌詞から”やんぬるかな”で締めるのはわかるのですが、その直前の


”絵具足らずの自画像からやりきれない昨日がほつれる”の表現に


みゆきさんが込めた思いが理解できていません。


”絵具足らず”=>”言葉足らず”、不器用な自分のこと?だから勘違いされて


”昨日がほつれる”=>”嫌われる”。っていうことかなって思いましたが、


しっくりきていません。


それはさておき、自分が理解している自分と他人が思う自分って違いますよね。


自分のことは自分が一番わかっているとかも言いますが、


実は自分が一番わかっていなくて、他人がいう自分が本当の自分なのかもって


最近思うことが多くなりました。もう少し早く、こう思うことができたらって


考えることもありますが、そうしたら自分の存在がなくなっていたかも。


幾つになっても悟ことができない永遠の凡人です。